下鳥渡区文書
福島市下鳥渡区(旧信夫郡下鳥渡村)に伝わった文書群のうち、近世文書455点を収録。
下鳥渡村は、江戸初期に鳥渡村から分村。はじめ出羽米沢藩領、寛文4年(1664)幕府領、延宝7年(1679)福島藩領、天和2年(1682)幕府領、貞享3年(1686)福島藩領、元禄13年(1700)幕府領、享保15年(1730)二本松藩預り地、寛保3年(1743)幕府領、宝暦5年(1755)会津藩預り地、同13年幕府領、天明7年(1787)下村藩領、文政6年(1823)から幕府領。
江戸中期以降の御年貢割付状・御年貢皆済目録が伝存し、村絵図など村政史料が豊富である。また、山麓の立地や用水への温泉流入による御救石代の訴願も多い。なお、同村では同年の横帳をまとめて編綴し保管していた。
『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第51集収録mokuroku051.pdf