西大枝区有文書
国見町西大枝区に伝わる文書群で、主に江戸・明治期の西大枝村の村政と明治中期以降の西大枝区の区政に関する資料で構成されており、近世文書六七二点・近代文書六二八点・現代文書九三点を収録した。
近世文書では、寛文年間〜慶応年間のほぼ一揃いの御年貢割付状や、宝暦年間〜慶応年間に亘る約九〇点の田畑売買帳など、年貢・土地に関する資料が纏まっていると共に、切支丹類族の出生通知や、戊辰戦争時の御台場築城箇所に関する絵図など、地域特有の資料も含んでいる。
近代・現代文書では、明治期の土地測量や、共有地などの共有財産の活用実態、堰用水の利用に関する資料が豊富である。なお、国見町光明寺区に係る資料の一部は別に分類した。
『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第52集収録mokuroku052.pdf