朝倉一郎家文書(福島市立子山)
伊達郡の代表的な地主文書、近世文書36点、 近代文書812点、合計848点である。近世文書は、川俣代官の支配下におかれた立子山村の地主朝倉氏が 関係した金子貸付証文(農民の借用証文)、質地証文類が多い。近代文書は、立子山村会議員、村長、伊達郡会議員、県会議員、 国会議員として活躍した朝倉鉄蔵に関する資料が中心である。伊達郡尚武会・日本赤十字社・三郡病院・信達軌道関係がまとまっており、 また地主・小作関係、養蚕・織物関係、商業・金融関係の資料が多数ふくまれ、 市場帳は明治3年から同16年9月まで、36冊を数える。
『歴史資料館収蔵資料目録』第14集所収