二文字屋文書(伊達郡国見町)
【その一】
二文字屋は奥州道中藤田宿で太物商いを営んでいた商家。桑折代官所、半田銀山、藤田宿、村役人、経営などに関する近世文書678点、明治期文書29点を収録した。関連する藤田区有文書(『歴史資料館収蔵資料目録』第22集所収)とともに、藤田宿の様相を具体的に知るうえで、極めて重要である。
『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第36集所収
【その二】
奥州街道藤田宿の商家文書。近世文書331点、近代文書122点の総数453点を収録。二文字屋は主に酒類業を営んでいたことから、酒の注文や勘定に関する覚書類が豊富に残る。また、他の商家などから送られた私信も多数含まれ、二文字屋の広範にわたる交流関係を窺い知ることができる。
『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第56集所収mokuroku056.pdf