収蔵資料の一覧

早田傳之助家文書(伊達郡桑折町)

【その一】

早田家は北半田村の名主、幕府直営半田銀山出入りの商人。幕末には、幕府の手元を離れた半田銀山の経営に関与している。御免町は銀山出入りの商人が同家を中心に形成した町場。収録した文書は近世文書1075点。そのうち、580点は銀山関係である。

『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第33集所収

 

【その二】

早田家は北半田村の名主・戸長、殖産土木に尽力した素封家。近世文書535点、近代文書334点を収める。銀山関係文書は近世108点、近代28点。明治7年、銀山は五代友厚の経営となった。友厚関係の文書は13点。『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第33集収録の銀山関係文書580点と合わせて、半田銀山の盛衰をほぼ把握できる。

『福島県歴史資料館収蔵資料目録』第34集所収