塚田B遺跡
調査終了
- 調査期間
- 4月~9月
- 場所
- 南相馬市原町区下太田字塚田
- 該当時代
- 古墳時代
- 調査原因
- 農山村地域復興基盤整備
5月
塚田B遺跡は、常磐線磐城太田駅の北西約2kmに位置し、牛川と太田川に挟まれた沖積地上に立地しています。遺跡の東側には、戦後、相双地域の考古学研究をリードされた竹島國基氏が古墳時代前期・中期の土師器を採集した塚田遺跡が位置しています。
連休も明け、本格的に発掘調査を開始しました。写真は古墳時代中期の土坑の遺物出土状況です。土師器の壺と甕が入れ子の状態で出土しています。甕の底の割れ口から一部が飛び出した状態で出土した壺は、割れたところない完形品でした。この土坑がどのように使われていたかは現段階では分かりませんが、今後の調査で明らかにしていたいと考えています。
地元の方々からは、「塚田地域の歴史の深さを実感した」などの声をいただきました。
土坑から出土した甕と壺の3Dデータは下記のURLからみることができます。
https://sketchfab.com/3d-models/b11-7dd4358dce954fc085eeb32affb0f50d
https://sketchfab.com/3d-models/b12-9cffc20d7bb74cbd899ebee551539eb8