体験学習 |
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原始機織りに挑戦しました 11月16日(土)は原始機(げんしばた)に挑戦しました。機織りの技術は弥生時代のころに日本に伝わったと言われています。そのころの機(はた)は、数本の棒と板に糸をかけただけの、とても簡単な作りでした。片方を柱などにしばって止め、もう片方を腰にかけて座り、織る人が機の骨組みになるというものです。構造は簡単ですが、基本的なやり方は、今の機織りとまったく変わりません。 この催しは、機織りや、原始・古代の布に興味をもったまほろんのボランティアが中心になって実施してくれました。ボランティアのみなさんは、カラムシから糸をつむいだりして、この行事に備えてくれました。 当日は、ボランティアの指導のもと、20名ほどの方が原始機に挑戦してくれました。2台の原始機を使って、代わるがわる布を織ってもらいました。人が代わると糸を張る力も変わるので、そこで横糸の詰まり方も変わります。できあがった布はけっして均一なものにはなりませんでしたが、それでも丈夫でりっぱな布ができました。参加者のみなさんからは、「昔の人は大変だったんだね。」とか、「最初に機織りの道具を考えだした人はすごいね。」といった感想が聞かれました。 古代グルメ祭 「衣・食・住」と言われるように、食べ物は生活するうえで欠かせないものですよね。では文字による記録がなかった時代、例えば縄文時代に何を食べていたかというと、実はまだよくわかっていません。縄文時代の遺跡を発掘調査すると、当時のお鍋として使われた縄文土器や肉を切ったらしい石のナイフ、動物を捕まえるための弓矢の矢じりなどはたくさん出てきます。ところが、食べ物がみつかることはめったにありません。食べ物やその残りカスは、たいていの場合、長い年月の間に腐って土になってしまうからです。 <石器でサケを解体する> |
まほろん通信7号 1 2 3 4ページ