12 弓矢は1人1つ持ってたのですか?
弓は木でできているため、くさりやすく、どのくらいの数の弓が家にあったのかはよくわかっていません。一方、矢じりは石でできているので、腐(くさ)ることはありません。縄文時代の遺跡の多くで、大量の矢じりが出土していますから、かなりの数の矢が使われていたものと考えられます。これを射(い)るための弓も、いずれは折れるものですから、たくさんの弓が準備(じゅんび)されていたと考えたほうがいいと思います。
ちなみに平安時代の軍団兵士は1人50本の矢を持つことが決められていました。