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 体験学習  

て矢を射ると、矢は勢いよく飛んで的を貫通し、その威力に参加者のみなさんは、一様に驚かれていました。
        ガラス玉づくり
 今年のまほろん夏の展示『弘法山のよこあな』と関連づけて、8月17日にガラス玉を作りました。古代のガラス玉作りにはいくつかの方法がありますが、遺跡から一番たくさん出てくるのは、型で作ったガラス玉のようです。ガラス玉の型は、たこ焼きの型のミニミニ版と思っていただければいいと思います。もう一つの方法は、ガラス棒をストローのように伸ばしてから切っていく方法です。
 今回、参加者のみなさんにやっていただいたのは、鉄の棒に、ガラスを巻きつけて作る方法です。飴細工のようなものだと思ってください。ガラス棒をガスバーナーで熱し、トロリととけたところを鉄芯で受け止め、巻きつけます。参加者のみなさんはすぐにコツをつかみ、多い人で10個くらいのガラス玉を完成させました。
 大変楽しかったので、11月26日(火)から12月8日(日)まで、一般の館内体験メニューとして体験活動室でやる予定です。

         石器づくり
 7月20日に「石器づくり」をしました。小学生を中心に、20名の方が参加され、今回は矢の先に付ける「矢じり」を作りました。矢じりは、縄文時代の遺跡を掘るとたくさん見つかります。弓矢は、縄文時代に発明された、重要な狩りの道具と考えられています。
 矢じりの材料には、黒曜石(こくようせき)を使いました。矢じりを作るには、まずこの黒曜石のかたまりを、握りやすい大きさの河原石でたたいて、薄いカケラをとります。黒曜石は天然のガラスなので、そのカケラで肉でも何でもスパスパ切ることができます。このカケラに、20pくらいに切った鹿の角先を押し当て、薄くはがしながら矢じりの形に整えていきます。なるべく薄く、左右対称に作るとまっすぐ飛び、よく刺さる矢じりができるのですが、非常に難しい作業です。相当力が必要ですし、変な方向に力を入れると素材のカケラが折れてしまいます。
 そうしてできた矢じりを、最後に篠竹にくくりつけて矢を作り、弓矢の試し打ちをしました。発泡スチロールで作ったイノシシの的に向かっ
 
 開館1周年記念イベント  
 <まほろん槍投げ>

 このイベントの成功が、バザーへの出店を提案し運営費の捻出に知恵を出してくれた人、毎週土・日曜日に集まって道具作りを自主的にやってくれた人、自宅で道具や記念品をコツコツと作ってイベント当日に間に合わせた人など、それぞれのボランティアが与えられた立場の中で準備を進め、イベントを成功させようとする熱い情熱に支えられていたことは言うまでもありません。
 今回のイベントは、私たちまほろんボランティア一人ひとりに大きな財産を残してくれたような気がします。これを機会にまほろんボランティア同士の絆がますます深まるとともに、連携がより一層よくなるものと期待しています。
(まほろん1周年記念イベント実行委員長 及川光男)
「まほろん1周年だよ!ボランティア2002」と題してまほろん開館1周年記念イベントを平成14年7月21日に行いました。
 今回のイベントは、昨年7月15日に開館したまほろんの1周年を記念するもので、まほろんで活動する58人のボランティアが実行委員会を組織し、企画・運営を行いました。
 当日は、夏休み最初の日曜日とあって、県内各地から600人を超す親子連れの方に来館いただきました。
 幼児、小・中学生及び家族連れの方に、まほろんと歴史にふれながら楽しんでもらうため、まほろんオリエンテーリング、チャレンジ火おこし、まほろんウルトラクイズ、草履飛ばし、まほろん槍投げ、昔のおもちゃで遊んでみよう、マンガでみる日本の昔むかしなどの体験コーナーの他に、お楽しみコーナーとしてカキ氷、カルメ焼き、水風船釣り、わたあめなどを無償で提供しました。
 <チャレンジ火お越し>
 
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