ガラス玉をつくる
まほろんでは、平成14年度の夏休みにガラス玉づくりの実技講座を行いました。そこで、募集人数を大幅に上回る応募者があり、参加者のみなさんにも大変好評でしたので、体験活動室のメニューに2回程、ガラス玉づくりを加えました。
古代のガラス玉は、土の鋳型に溶かしたガラスを流し込んで作られているものが多いと思われますが、まほろんでは、ガスバーナーと色の付いたガラス棒を使ってガラス玉を作りました。
まず、ガラスと鉄の心棒が付かないように心棒となる鉄の棒に離形剤を塗って乾燥させます。さらに、ガスバーナーでガラス棒をある一定の時間加熱すると、ガラスが真っ赤になって水あめ状に溶けてきます。
そこで、溶け出した水あめ状のガラスを心棒にゆっくりと巻きつけます。ここが、ガラス玉づくりの最大のヤマ場です。溶け方が足りないとうまく心棒に巻きついてくれませんし、溶けすぎると滴となって下に落ちてしまいます。
うまくガラスが巻きついたら、バーナーの上で回しながら形を整え、さましながら灰などの冷却材に入れてゆっくり冷ましていきます。さらに、完全に冷めたところを水につけて心棒から抜き取って完成です。
平成15年度も何回か体験活動室でのガラス玉づくり体験を予定しています(近いところで6/10〜6/22、材料費100円必要)。是非、まほろんにいらしてチャレンジしてみませんか。