34 なにで服を作ったのですか?
服をつくる材料は、麻(あさ)や、昭和村で今も盛んに栽培しているカラムシといった草だと考えられます。綿や毛糸はまだありません。麻やカラムシの皮から繊維(せんい)を採って糸をつくり、原始的な機(はた)で織って布にします。ちなみに、機は弥生時代に日本に伝わった技術です。できた布を合わせて「貫頭衣(かんとうい)」という服にして着ていたと考えられています。
ただし、麻やカラムシでつくった服は、夏はいいのですが冬向きではないので、毛皮なども利用していたと思います。
カラムシから作った糸