<弥生料理>
今年は寒かったので心配しましたが、古代米は丈夫なのか、けっこう実が入りました。実った稲穂が左の写真です。いろんな種類の稲を植えたので、ご覧のように稲穂の色も高さもまちまちな田んぼになりました。生育の速度も種類ごとに異なり、9月現在で収穫できそうなものもあれば、まだ花が咲いているものもあります。昔も、「わせ」「なかて」「おくて」といったように、稲の実る時期に時間差をつけて、危険を分散したと言います。そうすると案外、まほろんの田んぼの姿は弥生時代の水田に近いのかなと思っています。
「弥生グルメ祭」のおしらせ
さて、今年はまほろん探検隊で古代米を育てたわけですが、隊員だけでは食べきれそうにありません。そこで一般の方にも古代米を味わっていただきたいと思って企画したのが「弥生グルメ祭」です。
まほろんの展示室に入ると、各時代の様々な料理が目をひきます。これらは、遺跡から炭になって出てきた食べ物や木の実、貝塚から出土した貝殻や骨、木簡に書かれた食べ物に関係する文字、当時生えていたであろう植物などから考えたメニューです。弥生時代のコーナーには、赤米で作ったチマキと具だくさんのスープが展示してあります。これをみんなで作って食べてみたいと思います。弥生時代の臼と杵の復元品もあるので、餅つきも合わせて行います。12月7日に実施しますので、よかったら申し込んで、参加してみてください。
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