まほろん通信11号 1 2 3 4ページ

 研修課より  
<時代別研究コースのようす>
研究成果を学ぶ文化財研修が「時代別研究コース」です。一昨年は「奈良時代」の遺物を中心に、昨年は「中・近世」の陶磁器の編年を研修しました。今年は時代を遡って「縄文時代早期」の土器研究について、12月10日と11日の2日間研修を行いました。
 まほろんには、昭和48年に東北新幹線建設に先立って調査された白河市の泉川遺跡をはじめ、県内各地の縄文早期土器の資料が充実しています。
 研修参加者は、講師から当日配布された資料の図をもとに縄文早期土器の形・文様の特徴や変化のようすを学習しました。その後、実物を手にとって、図ではわからない焼きや胎土などの質感を確かめ、理解を深めていました。

     「無形の文化財コース」
 無形の文化財とは、町や村で昔から行われているお祭り、お年寄りが言い伝えている昔話、あるいは伝統的なもの作りの技術などを言います。
文化財研修「無形の文化財コース」では、これら無形の文化財の保存や調査・研究の方法について研修します。11月12日から14日の3日間行った研修では、福島県における無形の文化財保護の現状や、現在進行している調査について学ぶとともに、無形の文化財調査の実習も行いました。実習は、矢吹町明新地区に伝わる「明新獅子舞」の伝承者から聞き取り調査をしました。明新獅子舞は、大正7年から継承者がなく絶えていましたが、地区住民のうち、子供の頃に獅子舞を経験した人たちが保存会を結成し、昭和58年に復活した民俗芸能です。研修参加者の中には、同様の獅子舞の継承問題について取り組んでおられる方もいて、最終日には失われつつある無形の文化財をどのように継承していくか、研修参加者で意見交換を行いました。

      「時代別研究コース」
 まほろんに収蔵されている遺物を観察しながら、その遺物が使われた時代の

 
 総務管理課より  
「それでは、最後に抱負やメッセージをお願いします。」
柳沼・印田:「来てくださった方に『もう一度来たいな』と思っていただけるように、がんばりますので、みなさん、ぜひ遊びに来てください。」

      新 職 員 紹 介
 総務管理課の新職員である「柳沼美和」と「印田さやか」を紹介します。二人は経理・庶務と「まほろんショップ」の店員を担当しています。
「まほろんでの仕事の感想は?」
柳沼:「毎日が勉強になり、とても充実しています。」
印田:「慣れない部分もありますが楽しみながら仕事をしています。」
「まほろんのお勧めスポットは?」    
柳沼:「外の景色を見ながら、ゆっくりとくつろげるプロムナードギャラリーです。」
印田:「ご持参いただければ、飲食可能ですので、ぜひご利用ください。」

 
 まほろんからのお知らせ        おでかけまほろん募集

 平成16年度の「おでかけまほろん」の募集を当館のホームページ等を通じて1月末〜2月初め頃行う予定です。
 ご希望の学校・公民館等の皆様はお見逃しなく!

      出火のおわび
 11月24日未明に出火焼失した「奈良時代の家」の火災につきましては、みなさまにご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
 今後、二度とこのようなことの無いよう、施設の安全管理に万全を期してまいる所存でございます。

 
期 日 講演会・実技講座・イベント 内    容 募集締切 募集人数 対 象 材料費等
1月25日(日) 文化財講座 原始・古代の「衣」 先着順 60名 どなたでも 無料
2月21日(土) 土偶・土面の野焼き 1月17日に作った土偶・土面を焼きます
2月22日(日) 文化財講座 原始・古代の「食」 先着順 60名 どなたでも 無料
3月20日(土) 石器づくり 石を割って石器をつくります 3月5日 20名 小学4年生以上 200円
3月28日(日) 文化財講座 原始・古代の「住」 先着順 60名 どなたでも 無料
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