まほろん通信3号 1 2 3 4ページ

    体験学習

団体さんいらっしゃい!

 この秋のまほろんは、連日団体利用のみなさんで大賑 わいでした。オープンから現在まで学校や公民館、子ども会、デイケアサービス等幅広い年齢層の200を越え る団体利用がありました。
 学校のご利用で多いのが遠足形式です。午前・午後に 見学学習と体験学習を行い、その間に体験広場の芝生の上でお弁当を広げる。3時間あれば理想的なコースで、小 学校にとても人気です。また、「総合的な学習の時間」を 使っての来館もあり、数名で郷土学習の一環で訪れた地元の中学生や遠くから電車・バスを乗り継いで小グルー プで来館し、歴史や文化財について学習した小学生もいました。学校に帰り、御礼の手紙を書いてくださる児 童・生徒さんも大勢おり、そんなときはとてもうれしいものです。また、学級レクリエーションとして親子一緒 に勾玉づくりや火おこし体験をされた学校やPTA研修の場にまほろんを選んでくださった学校もありました。
 学校や公民館では、これから来年度の行事などの計 画を立てられることと思います。ぜひ、来年度も多くの方々にまほろんをご利用いただけることを願っています。

まほろん探検隊、活動終了

 今年8月から5回にわたって活動してきた「まほろ ん探検隊」が11月24日をもって今期の活動を終了しました。1,2回目は縄文土器づくり、3回目は栗ひろい や、石包丁などの道具を使っての稲刈り、4回目は土器焼きをしました。
 そして最終回は、縄文土器を使った「イノシシ鍋」と、 縄文風「木の実クッキー」を作って食べました。塩味のお鍋や、砂糖の入ってないクッキーは、隊員たちの表現 を借りれば、「ビミョー」な味だったようですが、あの渋いドングリが食べられるようになっただけでもなかな か感動ものでした。
 5回の活動を通して考えてほしかったことは、食べる ことって大変だなーということでした。よかったなと思うのは、親から離れて集まった見知らぬどうしの彼らが、まほろん

での活動を通してだんだん仲良くなっていったこ とでした。最終日、男の子たちが女の子たちをリヤカーに乗せて 遊んでいる姿を見て、「とりあえず、今年の任務は完了だな」と思 いました。


<団体でのアンギン編みのようす>

まほろん餅つき大会

 さる12月2日(日)、一足早い年末気分を楽しもうと、 餅つきをしました。「まほろん餅つき大会」の特徴は、奈 良時代の遺跡から出てきたものとそっくりに作った道具を使ったことです。餅米は、「奈良時代の家」にある「か まど」や、復元した土器を使って蒸しました。蒸気をどんどん出すため、子供たちに火吹き竹で火を吹いてもら いましたが、煙にいぶされてみんな涙をボロボロ流していました。
 蒸し上がった餅米を参加者全員で、臼と「竪杵」を使っ てつきました。竪杵は、子供たちが使うには重すぎたようですが、おかあさんが手伝おうとすると、「一人でや る。」とがんばる頼もしい男の子もいました。つき上がっ たお餅は、あんこやきな粉、おろし餅にして食べました。 体を動かしたせいか食が進み、3回もついたお餅はアッという間になくなりました。

 

館長講演会終了

 9月29日「考古学とはどんなもの?」という演題で始 まった館長講演会も、12月の第4回講演会まで、毎回多くの考古学ファンにお集まりいただき、好評のうちに終了 しました。毎回講演会の最後には、参加者と館長の質疑応答がなされ、考古学のナゾ解きも行われ ました。来年度も館長講演会は開催する予定です。


<1回目の餅つき>

<熱心に聴講する参加者>

 

まほろん通信3号 1 2 3 4ページ →まほろん記録庫餅つき大会のようす